有名医師の「反戦」慎重論に異を唱える
コロナ禍において日々正しい医療情報の提供に従事するネット上の有名人は多い。そんな彼らの中の決して少なく無い一部の人たちが、今回の戦争に対して口を挟まないと明言している。戦争反対とさえも言わないのだ。
彼らの理屈はこうだ。戦争や政治の専門家で無い自分達は、この戦争に関して一体何が正しいのか分からない。だから迂闊に意見を表明すべきではないというものだ。これは一見すると正しいことのようにも思える。
だが、ならば彼らが日々必死になって伝えている正しい医療情報と、誤った陰謀論の修正も同じことが言えないだろうか?彼らの意見は医療者などの専門家以外の人はワクチンや手洗いやマスク着用などに関しての正誤が分からないから判断保留しこれらの感染防御対策を行わないのを是とすると言うのと同じだ。
確かに、戦争開始前から真偽不明の怪しい情報は行き交っている。こうした煽りに反応しないのは大切なことだ。だが今回、ロシアが軍事力をもってウクライナの主権と領土を侵し現状の変更をしようとしたのは間違いない。明らかな国連憲章違反だ。この暴挙に対してすらどちらが正しいのか分からないと言うのならば、彼らは侵略戦争すら条件によっては是認されるという思想を持っていることになる。
もし彼らに、そんな意図が無いのならばせめて「戦争反対」とは言うべきだ。逆にもし彼らえが侵略戦争万歳のマッチョ主義であるならば、あくまでも僕ちゃんは中立ですのなどと言う詐欺行為はやめて堂々とファシズムを賛美すれば良いのだ。
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