横暴な老人
現実世界でもネットなどの目撃情報でも散見される横暴な老人達は、旧世代の非常識さを糾弾する為のツールとしてもしばしば使われる。すぐ暴力に訴える、列に割り込む、痴漢行為を平気で行う、道路で尿や痰を平気で出す、などなど枚挙にいとまがない。
確かに昔の常識は現代の常識とは非なる物だ。横暴な老人は昔の価値観に固執した困った人なのかも知れない。しかし、巷に多数跋扈するモンスター老人の中には、少なからず心や脳を病んでいる患者が混じっている。
年齢を重ねると脳卒中や外傷や変性疾患や一部の薬物など様々な原因によって、脳の機能が障害され、衝動や感情が抑えにくくなる脱抑制という状態になる事がある。そうなると嫌な相手にはすぐ暴力をふるい欲しい物は奪い、わがまま勝手になってしまう。
元々そういう性格の人であるならば不思議は無いが、歳をとってからおかしくなった人は一度は検査を受けた方が良いだろう。治療で未然に防げるトラブルは防いだ方がいい。そうした努力で無駄な世代間対立が避けられれば、副次的にも良いことだ。
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