中国が全て悪いのか?

 中華人民共和国の習近平国家主席とその取り巻きは、過去と現在の人権蹂躙や膨張主義的行動により多くの人から反感をかっている。その問題に対しては文句を言うべきだ。だが、憎さ余ってか、地球温暖化は嘘で欧米諸国の力を削ぐためにデッチあげられた中国の陰謀だなどと真顔で言う人がいる。

 もちろん地球温暖化は厳然たる事実であり、中国を守るために作られた陰謀では無い。脱炭素の取り組みについては、その方法論など考えるべき点も多いが、地球全体の問題だ。中国が規制を守ら無いから有利だと言うのなら下らぬ陰謀論を唱える前にルールを守らせる努力をすべきだ。

 残念だが、このようなヘイトに突き動かされているだけの人は他の意見がいくら合っても味方にしてはいけない。その知見や言動は信用に値せず、つるんでいればいずれは正当な批判も世間から疑問視されることになろう。

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