葬儀や法事や仏事の中止などについて

 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、各ご家庭の葬儀や法事、各地のお祭りや仏事や宗教行事も次々と中止や規模が縮小されています。

 無理に大人数が参列しても、参加者の身を危険にさらし、ウイルスを持ち帰ればその縁者にも危険が及びます。自分や他人に害を及ぼすかもしれないと分かっていながらこれを行うのは仏道に反します。残念ですが家でおとなしくしておきましょう。

 とはいえ、本来あるべき儀礼が無いのはなにか落ち着きません。そんな時は、ネット上で情報発信をする宗派も多く、所属宗派のサイトを訪れても良いでしょうし、自宅でのお勤めを増やされても良いでしょう。写経や、昨日ご紹介したヘタ仏画などもいいです。

 葬儀が中止や近い家族のみの密葬になって参列できなかった親族や友人は故人を想いながら、仏様や宗祖の記念日や定例の法話や座禅会などの集まりが中止になったらその意義を想いながら、お祈りしましょう。

 また、今回の感染症の拡大は未だ、終息の目処も立たず、一旦落ち着いたあとも流行の再燃が懸念されています。思いの外ながくこのような状態になるかもしれません。一般の仕事ではテレワークやリモートワークと言われるインターネットなどを使った在宅での仕事も進められていますが、各宗派も在宅でも信者が活動できるように、インターネットの活用をもっと積極的にしても良いかもしれません。ネットに慣れていない人向けには昔ながらの郵便やラジオ放送の活用を強化するなど何かしらの対策が欲しいところです。

 それではまた、合掌。

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