ヘタ仏画の勧め
(コロナ騒ぎなどで)気が滅入った時に、下手でも良いので仏画を描いてみると、心が落ち着いたりします。座禅をしたり写経をしたりする人もいるでしょうが、仏画は仏画で味があるものです。仏像にはそれぞれ特徴があり、その特徴を考えながら絵を描くと直感的な理解が得られます。
今回、ヘタで恐縮ですが画像をアップしている薬師如来像について見てみましょう。まず一番の特徴は左手に持たれている薬壺です。病を治す薬が入った壺です。仏像では時々壺がなくなった像もありますが何かを持っていたであろう手の形があります。また、右手は施無畏印という手掌をこちらに向けている形は説法を聞く人のおそれを取り除く印とされます。
この像から読み取れる薬師如来とは単に病の治療にあたるだけでなく、それに伴う恐れを除く仏でもあるのです。このセットが大切なのです。仏には遠く及ばなくても、医療者も、病を単に物理的に治すのではなく、心の通った診療を心がけたいものです。
ちなみに簡単な仏像の見分け方を説明しておきますと、成仏した如来は菩薩以下と違って身なりが質素なので、如来像とその他の仏像とは見分けが付きます。ただし大日如来は派手ですし、地蔵菩薩は質素など例外はあります。よくパンチパーマみたいと言われる螺髪があるのも如来の特徴です。眉間にある白毫と言われる巻毛は如来だけではなく菩薩にもあります。明王と天には基本的に白毫がありません。また全般的に明王くらいまでは耳たぶが長い像が多いようです。あとは、手の印形や持ち物や服装や乗り物などでそれぞれの仏像はだいたい見分けることが出来ます。また、よくみられる蓮の形の台座は、仏の智慧や悟りを象徴しています。
ともあれ、下手でも良いので仏画を描いてみると新たな発見があるかも知れません。もちろん絵が上手な人は上手に描いてもらって結構ですよ。
それではまた、合掌。
今回、ヘタで恐縮ですが画像をアップしている薬師如来像について見てみましょう。まず一番の特徴は左手に持たれている薬壺です。病を治す薬が入った壺です。仏像では時々壺がなくなった像もありますが何かを持っていたであろう手の形があります。また、右手は施無畏印という手掌をこちらに向けている形は説法を聞く人のおそれを取り除く印とされます。
この像から読み取れる薬師如来とは単に病の治療にあたるだけでなく、それに伴う恐れを除く仏でもあるのです。このセットが大切なのです。仏には遠く及ばなくても、医療者も、病を単に物理的に治すのではなく、心の通った診療を心がけたいものです。
ちなみに簡単な仏像の見分け方を説明しておきますと、成仏した如来は菩薩以下と違って身なりが質素なので、如来像とその他の仏像とは見分けが付きます。ただし大日如来は派手ですし、地蔵菩薩は質素など例外はあります。よくパンチパーマみたいと言われる螺髪があるのも如来の特徴です。眉間にある白毫と言われる巻毛は如来だけではなく菩薩にもあります。明王と天には基本的に白毫がありません。また全般的に明王くらいまでは耳たぶが長い像が多いようです。あとは、手の印形や持ち物や服装や乗り物などでそれぞれの仏像はだいたい見分けることが出来ます。また、よくみられる蓮の形の台座は、仏の智慧や悟りを象徴しています。
ともあれ、下手でも良いので仏画を描いてみると新たな発見があるかも知れません。もちろん絵が上手な人は上手に描いてもらって結構ですよ。
それではまた、合掌。
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