戦後レジームの崩壊
戦後レジームの脱却とは安倍元首相の言だが、彼の治世下では戦後レジームは崩れなかった。だが今、ロシアによるウクライナ侵略を契機に急速に戦後レジームは崩壊しつつある。
バイデン大統領の日本訪問では驚きの発言が連発された。台湾有事の際にアメリカが台湾を防衛すると明言し、日本の国連常任理国化を支援するとも言い、中国抜きの経済同盟の設立を呼びかけている。日本の防衛費増強に関しても特に異論は無いようだ。これらは、中国を念頭においているのは確実であり、国連を動かしている五大国のうちロシアと中国を締め出した新たな国際体制づくりを目指している感もある。
ただ、バイデン大統領はこれまでも先走った発言をして後で撤回する事も多々あり、今回も早々にホワイトハウスからは大統領の台湾に関する発言を否定するコメントが出ている。だがまあバイデン大統領の本音ではあろう。
一気に乱世の様相を呈してきた国際情勢だが、どうにか独裁国陣営が折れて平和裏に対立が解消する事を祈るばかりだ。
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