Tibet uprising day

 今年もチベット蜂起記念日がやってきました。63年前の今日、中国共産党の侵略を受けたチベットは、その後の30年で人口の20%に及ぶ120万名もの国民が共産党により虐殺されたと言われます。チベットは今なお中国の植民地とされたままです。仏教国だったチベットでは多くの寺院が破壊され、仏教の教えは共産党の指導下におかれ、逆らう人は投獄されたり殺されたりし続けています。

 今日、ロシアがウクライナを侵略していますが、テレビでは侵略軍がウクライナに武装解除せよというのならウクライナは武装を放棄して歩み寄るべきだなどという知識人もおります。そういう人はチベットの事を思い出してほしいものです。元々、軍備らしい軍備も無かったチベットが軍事的に恫喝され侵略され破壊されていったことを思い出してください。

 理不尽な侵略に対して武器を捨てても訪れるのは平和ではなく一方的な殺戮です。それを覚悟した上で殺されることを選ぶのも自由ですが、抵抗する衆生をまるで平和の敵であるかのように非難するのはあまりにも無責任と言うものです。自由と平和と国土と国民と朋友と家族を守り戦う勇者に慈悲を。

 南無観世音菩薩。

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