フェミニスト過激派

 昨日の話の続きではないが、フェミニストの発言に対するかなり的外れな批判でも多くの支持が集まる理由の一つに、過激派のフェミニストの存在があると思われる。彼女らへの反感により、フェミニズムっぽい発言は全て叩くべきものというバイアスが形成される。

 どこからが過激派なのかには様々な意見があるが、ここでは男性への絶対的嫌悪がその思想に取り込まれている人達のこととする。即ち、生まれたばかりの男の赤ちゃんでも攻撃対象とみなすような人達だ。もちろん、仲間には男性はいない。ジャッポスという言葉を聞いた事がある人もいるかと思うが、攻撃的にその言葉を使う人はフェミニスト過激派だとみて良いだろう。ちなみにジャッポスとは日本人の蔑称であるジャップと男であるオスを組み合わせた造語であり、日本人男性全員はフェミニスト過激派から見て差別や殺害が当然とされる対象だ。

 フェミスト過激派はその排他性からみて取り締まられるべき社会の敵だ。だが、いつものごとく表現の自由、言論の自由とやらで野放しとなっている。そんな過激派の一番の攻撃対象はいわゆるオタク層の人達だ。もちろん女性のオタクもいるのだが、過激派からは名誉男性として扱われやはり攻撃対象となる。企業や行政とコラボしたいわゆる萌えキャラを使ったイベントなどは、度々これらフェミニスト過激派の攻撃にあい中止を余儀なくされてきた。確かに、オタク側も過剰に扇情的な図画を公衆の目に触れるように展示・販売するなどの行き過ぎた行為をすることはあるが、そうで無いおとなしめのイベントでもフェミニスト過激派は潰しにかかる。流石にクローズドの寄り合いは襲われる事は少ないが、それは寛容さ故の話ではない。過激派が入り込めないだけだ。彼女らはそれらの破壊を虎視眈々と狙っている。こうしてオタク層の多くはフェミニスト過激派だけでなくフェミニスト的なもの全体を恨んでいくようになる。

 こうした経緯があるから、過激派で無いフェミニストがなにか言っても、逆襲とばかりにオタク層は食って掛かる。それが、理屈にかなったものであればよいのだが、発言内容を見ずに何か言ったら攻撃しようとするから昨日のような無理筋をゴリ押ししてしまうのだろう。誠に恨みの連鎖は恐ろしい。

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