プーチンの核恫喝
プーチンが核兵器の使用をほのめかしている。相互の核兵器使用の抑止ではなく、現状変更の脅しに核兵器を用いるなど控えめに言って常軌を逸している。今現在侵略しているウクライナに対してだけでなくNATO加盟国にも核による恫喝を行うのだからマトモではない。今回使用される恐れがあるのは戦術レベルの核兵器とはいえ、かかる暴挙は容認できない。
こうした時に、命が一番大事なのだからプーチンの恫喝どおりに言うことをきくべきだなどという人は必ず出てくる。だが、そんな狂った要求をしてくる人間が支配する世の中で粛清に怯えながら奴隷のように生き死にするのは、当座の命が助かった代償として果たして適切だろうか?要求を飲んだあとに民族浄化されるくらいなら抵抗した方が良いのではないだろうか?抵抗としても戦いたくないのなら少なくとも不服従の姿勢はとるべきだ。明らかな悪をのさばらせてはならない。
もちろん対話も必要だが、ロシアから見た対話なんて核兵器使用のカードをちらつかせながらの脅迫に過ぎない。言うことを聞かなければ殺すというスタンスに何ら変わりはない。近日ベラルーシ国境でウクライナとロシアの対話が行われる予定だ。もし、ウクライナが理不尽な要求を飲めば、ロシアは核恫喝をどんどん活用するようになるだろう。ウクライナが屈せずにすむためにも、平和を愛する諸国民は積極的にウクライナを支援すべきだ。世界はファシストどもに負けてはならない。
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