対中非難決議
本日、中国の名指しを避けて表現がかなり弱まってはいるものの事実上の対中非難決議が衆議院で採択された。あれだけの虐殺や人権蹂躙がされているのに、これまで対中非難の国会決議が成立しなかったのは情けないし、ようやく成立したと思えばなんとも中途半端な内容で実に嘆かわしい。去年、この決議案が流れた時は公明党が悪者にされた。全会一致でなければ決議出来ないから、唯一反対した公明党が悪いという理屈だ。公明党が悪いのは否定しないが、この理屈は間違っている。そもそも国会決議は全会一致は必須ではない。出席者の過半数で決議出来るので過去には総議席の半分未満で決議された例もある。去年は実は単独で国会決議が可能な自民党が日和ったのが最も悪い。今回だってれいわ新選組は反対しており全会一致ではなかった。また今回の決議文の内容が極めて弱いものとなったのは公明党がそう主張し、自民党がそれを唯々諾々と受け入れたからに他ならない。国会の先生には中国共産党の金と暴力に屈して服従するのが大好きな方々がたくさんおられるようだ。
国会決議をしたこと自体は一定の評価は出来る。しかし、その内容をみれば分かるように今の日本の国会には中国へ立ち向かう根性は無い。この国会決議には中国の名前がなかったが、台湾の名前もなかった。台湾有事が起きればどう対応する気だろうか?鄭成功の二の舞を演じさせるつもりか?そろそろ腹をくくり旗幟を鮮明にすべきだ。
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