悲惨な戦争
1862年12月、南北戦争のフレデリックスバーグの戦いで、リー将軍率いる南軍の防御陣地に対し、北軍は無謀な突撃を繰り返し大損害を出して敗北した。南軍勝利のあとこの惨状を見てリー将軍は「戦争が悲惨なのはいいことだ。我々が戦争を好きにならずにすむ。」と言ったと伝えられる。
戦争は悲惨なものだ。だが、南北戦争の頃の戦争とは単に複数の勢力の利害を解決するために行われる一連の戦闘行為であった訳だが、現代の国際法上の戦争はそのようなことを意味しない。戦争をするのは戦争を起こした側であり、攻め込まれた側が自衛権を行使するのは戦争行為ではない。国際連盟でもこの国連を引き継いだ連合国でも戦争は禁止されている。戦争は禁止しているが加盟各国は軍備を保有しているのは、それがあくまでも自衛のための軍事力だからだ。
戦争は悲惨なものだ。だから国防を担当する軍人たちは概ね戦争が嫌いだ。彼らは今日も祖国に戦争をしかける馬鹿がいないように、自衛の力を磨いている。
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