ロボット盲導犬

 まだ不確かな話ではあるが、ロボット盲導犬なるものが開発中だそうだ。四足ロボット自体はすでにあるし、自動運転が可能になりそうな近年の科学技術をもってすれば不可能では無いだろう。本当にロボット盲導犬が完成するならば実に喜ばしいことだ。上手く行っても実際に世に出るのは何年も後だろうが、開発企業には頑張ってもらいたい。

 現在の日本でも盲導犬を必要とする人に対しての盲導犬の供給は10%ほどだという。しかも、訓練や育成に高額な費用がかかる盲導犬に関しては、その貸与先の選定などに黒い噂もたびたび聞く。利用者から虐待を受ける盲導犬も多い。

 幼犬の頃から厳しいトレーニングを受けた盲導犬が良識ある利用者に貸与されればまだいいが、そうでなければ利用者からは虐待を受けつつ老化して道具として使いものにならなくなるまで酷使される。そんな盲導犬の一生はなんとも不憫だ。

 ロボット盲導犬が普及し、一日も早く動物の盲導犬がその歴史的役割を終えるように切に願う。

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