性犯罪
先日、しばらく会ってなかった友人が性犯罪で逮捕されたと報道で知った。にわかには信じがたい話だったが、間違いないようだ。被害者の回復をお祈りする。犯人の日頃の言動を見るにそのような犯罪からは縁遠い人のように思っていただけに極めて残念だ。
性犯罪者は許してはならない存在であり厳罰が求められる。また、今回の事件の刑罰がどうなっても社会的に厳しい制裁が待っているのは間違いない。
性犯罪者はなぜ目先の煩悩に突き動かされ被害者や関係する多くの人を傷づけて自分の人生を台無しにしてしまうのか?それが犯人の本性だったのだと言ってしまえばそうなのかも知れないが、心を制御できず煩悩のままに行動してしまう弱さは人の本質でもある。
貪りや怒りや無知による妄執でその身が動きそうな時は一歩立ち止まる習慣をつけたいものだ。幼児はそうした訓練がなされていないから親権者の保護下にある。成人しても飲酒や薬物の使用あるいは老化や病気で人としての抑制が弱まったり無くなったりすることがある。このうち、病気や老化によるものは仕方ないので医療や福祉で保護する形となるが、飲酒や薬物による脱抑制は本人の注意で防ぎうるものだ。
仏教の在家でも守るべき五戒にはお酒を飲んではいけないとする不飲酒戒がある。日本において最も守られていない戒だ。不飲酒戒を守れないまでも、自身の心的な抑制が無くなったり記憶を失うほどには飲まないようにするべきだと断言する。記憶の無いところで行った犯罪でも、酒や薬物の摂取の結果であるのならばその責任は免れ得ない。
違法薬物の摂取は論外だが、飲酒に関しても十分な注意を促したい。コロナ禍で忘年会や新年会などの飲酒の機会も減っているだろうが、参加される方は自制を願いたい。
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