地球温暖化と脱炭素社会と現実逃避

 世界中で地球温暖化対策として脱炭素社会を目指す動きが出てきている。アメリカと中国の二大国は電気自動車の開発でも数歩先んじており、新時代の権益確保の為に邁進している。

 そんななか我が日本はと言えば、Youtuberなどに多く見られる妄想を吹聴して金儲けをしている人達ばかりでなく、一般人レベルでも地球温暖化なんて嘘だなどと言って、現在の技術や社会制度にしがみつこうと必死になっている人が目立つ。このままでは世界のパラダイムシフトについていけなくなる恐れがある。

 何の努力もせずにそのままでいい目にあえるとする耳に心地よい虚言のみを信じて、世界の現実に対して眼を閉じ耳を塞いで、自分の妄想だけを声を大にして語るのは危険だ。バイオ燃料の大量供給が可能となれば内燃機関は生き残る可能性もあるが、効率は火力発電所の方が良く電気自動車が増えるのは避けがたいだろう。

 地球温暖化や脱炭素社会の到来を否定する現実逃避はこの問題だけにとどまらない。

 新型コロナウイルスが流行れば、ただの風邪だと言い
 地球温暖化が進行しているのに、そんなのは嘘だと強弁して
 支持する政治家が選挙で負けたら、謎の秘密結社のせいにして
 日本が大変な事になっても、すごい強国だと思い込み
 圧倒的に強い中国を無根拠に見下し
 世界に対して眼を閉じ耳を塞ぎ口だけを開けて妄言を吐き散らかし
 怖いことや不愉快な事は無いと信じて
 自分は絶対に安全だと妄想する
 それを否定する者を敵と認定して暴れる
 そんな日本人が多すぎる。

 気持ちのいい悪夢から目覚めて現実と戦え。

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