成道会

 旧暦12月8日がお釈迦様が悟りを開いた日とする言い伝えがあり、日本では新暦あるいは旧暦の12月8日に成道会として記念の法要を行う宗派が多いです。南伝仏教では現代の暦で4〜5月ごろの満月の日に、お釈迦様は悟りを開いたとされます。南伝仏教の多くでは、お釈迦様の誕生日の降誕会、お釈迦様の命日の涅槃会も成道会と同じ月同じ日だったとされ合わせてウェーサーカ祭として祝われます。

 歴史学的に見て本当はいつだったのかは気になりますが、お釈迦様も考えても分かるはずのないことにこだわるのは愚かだとしておりましたし、お釈迦様の成道に思いを致しましてお祝い申し上げます。

 お釈迦様の成道は人間は悟りを開けることを証明した瞬間でもあります。色々と問題があふれるこの世ですが、我々も成仏できると信じて乗り越えて参りましょう。

 大乗仏教は原則的に仏に成ることを目指す教えです。単にお釈迦様の偉大さを褒め称えるだけでなく、我々も菩薩道を実践していきたいものです。12月8日は日本ではちょうど人権週間ですし、お釈迦様の悟りとその智慧や慈悲にそった行動を心がけましょう。

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