メリー納めの地蔵 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 12月 24, 2020 12月24日は年内最後のお地蔵様の縁日ですね。メリー納めの地蔵! 地蔵菩薩は子供を守る事でも有名ですから、きっと今日は子供にとって楽しい事があるでしょう。 何かの理由で悲しい思いをしている子供にもお地蔵様の慈悲が届きますように。 子供たちが笑って過ごす事が出来ますように。 大人たちも子供たちに愛情を注ぎますように。 南無地蔵大菩薩写真は善光寺の延命地蔵(ぬれ仏) リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
妙好人、浅原才市の詩 10月 08, 2020 浄土真宗の篤信者のことを妙好人と呼ぶことがありますが、おそらく最も有名な妙好人と思われる浅原才市は、7000首近くにも及ぶと言われる「口あい」と称する短い詩を書き残しています。まず、その中の一つをご紹介します。 なむあみだ、 せかいも、わしも、こくうも、しやべつなし。 これがひとつのなむあみだぶつ。 ひらがなだとわかりにくいので漢字も混ぜて書き直すと「南無阿弥陀、世界も、ワシも、虚空も、差別なし。これが一つの南無阿弥陀仏」となります。念仏の元に自分と世界と認識出来ない事象も全て差別なく一体化している境地を詠んだ歌で、前後に阿弥陀仏がなければ密教や華厳宗の歌としても成り立ちそうな世界観です。 浄土真宗は自力の行を一切否定していますが、修行するという意識がない状態でひたすらに念仏を唱えるのは、慢心を生みにくい禅となる可能性もあるのかと外野からは思います。その瞑想体験により直接的に感得したしたものを詩に詠んでいたのかも知れません。 もう一つこうした意図せず生じた瞑想体験かと思われる才市の歌を今度ははじめから文字を修正してご紹介します。 私ゃ幸せ 南無阿弥陀仏が目に見えぬ 大きな御恩で目に見えぬ 虚空見るには、虚空に抱かれて 平一面、虚空の中よ いかがでしょうか?期せずして禅のような状態となっても、自力で悟ろうとしていなければ真宗の教義的にも多分セーフでしょうから(違っていたらスミマセン)、真宗の門徒さんで心が疲れた時は禅ではなく、ひたすら念仏すると何か見えてくるかも知れませんよ。 南無阿弥陀仏。 続きを読む
現代中国の仏教 3月 05, 2021 漢土の仏教といえば南北朝、隋、唐、宋、明の時代には日本仏教に多大な影響を与えてきました。その後の時代はやや衰退していくのですが、かの地に中国が成立して以降も仏教は残っています。しかし、もちろん現代の中国の仏教は共産党の管理下にあるため、特色あるものとなっています。 中国仏教協会という仏教を共産党の管理下におくための組織がありますが、その初代名誉会長はなんとダライ・ラマ14世です。当時は中国によるチベット侵略の直後であり政治的な思惑も多かったのだと思われます。とはいえ中国仏教の主流はチベット密教ではなく、禅や浄土思想です。 さて、そんな中国仏教協会ですが、人間仏教なる独特な思想があります。それは、仏教は中国人民の服務に積極的に協力することにより現世で人々に利益をもたらすべきとするものであり「荘厳国土 利楽有情」とも言われています。別にインフラの整備などに協力いただく分には何の問題も無いのですが、独裁国にあっては危険な感もあります。実際に、大多数の人民を救うために一部の悪魔(反体制派)を殺すのは仏の慈悲であるとまで説かれる事もありました。文化大革命を生き残った集団は一味違います。 日本だと黄檗宗が中国仏教との関係が強いので、信仰面で興味がある人は参拝してみてもいいかも知れません。お経も独特の節回しで面白いです。 続きを読む
懐中名号 12月 24, 2021 懐中名号は写真に示すように豆本大の超小型の名号で三つ折りにして持ち運べる浄土真宗の本尊だ。(五円玉は大きさの比較目的) 懐中名号は、先の大戦で出征した浄土真宗門徒の兵士が戦地で礼拝するために使った陣中名号が戦後に名前を変えたものとなる。現代では旅行先などに持って行く用途となっている。実際に展開して礼拝しなくても、本尊とともにあるという気持ちは門信徒の心を引き締めるに十分だろう。 懐中名号を戦争で使われた物として嫌う人もいるが、携帯可能な本尊が戦争を起こした訳ではない。陣中名号を開発した戦時中の浄土真宗の教学が好戦的だったという批判もあるが、名号に瑕疵がある訳ではなく人間側の問題だ。間違った行いを嫌うのは良いとしても、その時代の物を全て否定するのは中道的とは言い難い。懐中名号が存在を許されない悪だというのは、ラジオや自動車や船や飛行機が戦争で使われたので存在を許してはならない悪だと批判するようなものだ。 懐中名号は仏具店で販売している場合もあるが、西本願寺や系列の寺院でも授与可能なので門徒で興味がある人は問い合わせてみても良いだろう。 続きを読む
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