コロナ感染拡大とユーチューバー
コロナ幻想論者はまるで戦時中の日本の新聞各社のようだ。現場では緊張をもって敵と対峙しているのに、後ろで好き勝手にやれ敵は弱いのに弱腰だとか煽る。その方がウケがいいからだ。当時は新聞が売れたろうし、今ではYoutubeなどの広告収入が増える。
Youtube界隈は結構闇だ。所謂第1波終了後には、流行はもう終わった第二波なんてこないとか、PCR陽性者は感染者じゃないとか、顔にさえ触らなければ恐るるに足らずとか、上げればきりが無いいい加減な話を根拠として感染対策を行わず元通りの日常にしろと怒鳴り散らし、必死にクラスター潰しに努力している現場や行政を罵倒していた。
ただこれは専門外でもあろうしと生暖かく見守って来たが、アメリカ大統領選の陰謀論も同様の人らが騒ぎ立てているのを見て確信した。コイツらワザとやっていると。何が量子力学で行動がトレースできる投票用紙だ?ドイツのサーバーを米軍が差し押さえた?投票率が100%超え?死者名義で大量の投票?笑止千万、少しでも裏取りをすれば分かるデマをワザと吹聴しているのは明白だ。
不安を抱える人は事実を認めたくないために妄想の世界に引きこもりやすくなる。そういう人々の不安につけこみ、それっぽい陰謀論を吹き込む動画を作ると存外に信じてしまう人の数は多い。彼らは繰り返し動画を再生し拡散して広告収入を献上していく。東日本大震災時に一部の人がこれは単なる地震ではなくアメリカの地震兵器による攻撃だと真顔で言っていたのを思い出す。
新型コロナウイルス感染症は先月までのデータでも80歳以上の人の死亡率は17.5%と高い。高齢者人口が多い日本で感染爆発が起きれば大量の死者が出ることになるのは明らかだ。それによる病院機能の低下は、コロナ以外の患者の死亡率も押し上げる。経済を止めれば自死者が増えると言う意見もあるが、不景気による自殺者は政府が経済支援をすることにより減らせる。既に900兆円を超える国債残高がある日本で更に100兆や200兆円の国債が増えたところで何だというのか?減税して国債を発行すればよいのだ。後の事を心配する前に今の事を心配するべきだ。
こうした危機的状況の中でも人を騙してお金儲けしようとする人がいる。陰謀論を信じた犠牲者はマスクもせずに街に出かけて感染対策に勤しむ店の人を直接攻撃したりもする。危険だ。表現の自由は大切だが、デマが広がるのはよろしくない。国には断固たる規制をお願いしたい。
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