大徳寺納豆
京都名物?で大豆の塩漬けを麹菌で発行させた大徳寺納豆というものがあります。食べた事がある人は分かると思いますが実に独特な味で、お菓子などのアクセントとして使われる事もあります。
名前は納豆ですが現代の納豆とは全く別物で、宋代に禅僧らが日本に伝えた納豆は大徳寺納豆のような食品でした。この納豆はお寺の出納事務を行う納所で作られ貯蔵されたから納豆と名付けられたとも言われます。大徳寺納豆はこの納豆の製法を受け継いでいた一休宗純が広めたという伝説もあります。
中身は現代の納豆とは別でも、いわゆる納豆の語源はこの時代の納豆であると思われ、個人的には納豆を見ると禅の歴史を感じたりもします。大徳寺納豆やそれに類する発酵食品も話のネタに食してみるのも面白いかも知れません。ただ、すごく好みが分かれる味ですのであくまでも自己責任での挑戦をお願いします。
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