長崎原爆忌

  8月9日、長崎原爆忌です。つつしんで犠牲者に哀悼の意を表します。

 さて、8月6日のブログに書いたように広島では原爆投下の黙祷の時間に合わせて政治スローガンを絶叫する集団がおります。長崎にもいるようなのですが広島と比べて交通のアクセスが悪いために県外からの活動家の流入が少なく、また祈念式典会場が丘の上にあることから変な人達と分離しやすく、特に今年はコロナの影響で参加者も制限されて警備もしやすかったとみられ、報道でみる範囲では例年通り静かに祈りが捧げられていました。

 そんな長崎市ですが、恐ろしいことに長崎市役所には過激派の中核派が一定数浸透していると見られ、近年でも中核派関連団体の構成員が祈念式典に招待され公式に演説したことがあります。中核派は彼ら流にアレンジされた共産主義に同調しない人を次々に殺害傷害してきたテロリスト集団です。そんな中核派を支持する行政機関が平和を語るなど悪い冗談にもなりません。とはいえ、原爆犠牲者慰霊平和祈念式典で過激派の構成員が演説する異常事態は少なく、今年も過激派による演説はありませんでした。長崎市の職員でも中核派は少数なのだと思われます。しかし油断してはいけません。広島では会場の周辺で騒いでいるだけの過激派たちが長崎では行政の内部を蝕んでいるのです。

 広島でも長崎でも、原爆忌が純粋に平和を祈り死者を追悼する日となるように願います。

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