油断している医療者

 昨日の時点で慶応大学病院の研修医18名が新型コロナウイルスに感染しました。この警戒すべき時期である3月26日に40名もの集団で会食をおこなったとされ、彼らの自覚のなさに驚いております。

 ただ残念な事に彼らが極めて稀な存在と言うわけでは無く、小生の卑近にも信じられないような行為をする医者が見受けられます。

 それに警鐘を鳴らしても組織の腰は重く焦燥感はつのるばかりです。愚かな事をする人に対して怒っても、相手は言うことを聞きません。落ち着いてさとしましょう。緊急を要する事態では一喝するのもやむを得ませんが、相手に何が愚かな事だったのかを分かってもらえないと、また過ちを繰り返します。

 もちろん、ほとんどの医療従事者は警戒を強めて対応しています。しかし、一部の愚かな人の行為で容易に医療機関にいる患者様や職員に感染が拡大します。警戒していても感染が広がるときは広がりますが、わざわざ確率をあげにいくのは論外です。

 彼らの多くにみられるのは、自分だけは大丈夫だという無根拠な自信です。そんなのは単なる妄想です。はやく目覚めて欲しいものです。

 今は緊急事態です。地震や台風や火事の様に目に見えなくてもすぐそこに危険はあるのです。十分な警戒をお願いします。

 みなさんと周りの人達が無事であるように祈ります。

 南無観世音菩薩

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