いったいどこからが医療崩壊なのか?

 今日の報道では、日本医師会の会見で医療崩壊が起きる可能性が強いと訴えたと、伝えられています。はたして現在、まだ医療崩壊は起きていないのでしょうか?

 医療崩壊に関して明確な定義があるわけではありませんが、東京では受け入れ先が見つからず方々の病院を探し回る救急患者もでてきています。通常ならば受けられたはずの医療が極めて受けにくい状態になっています。一部の報道ではこれを、たらい回しだとか受け入れ拒否だとかと否定的な報じ方をしていますが、東京の病院が急に不親切になったわけでは決して無く、患者の増加が病院の能力を超えている為に起きている事態です。個人的意見では、医療崩壊は今月始め頃からもう起きていると思っています。イタリアやニューヨークとは程度の差があるだけです。

 先週、緊急事態宣言は出ましたが、その後、国会の新型コロナウイルス感染症対策の審議は遅々として進んでいません。感染の拡大を食い止めるには経済対策が十分でなければいけません。そうでなくては無理をして働きに出る人も減りません。結果として感染の拡大も止まりません。

 医療・福祉の現場や地方自治体と比べて、国会や内閣の緊張感は薄すぎます。今後、国会議員に感染者が多発してくれば、政治は混乱し今より更にひどいことになります。代議士の先生方にはもっと急いで頂きたいものです。

 南無佛。

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