新型コロナウイルスの話
今回は新型コロナウイルス感染症についてです。うちのブログの趣旨からはいくらか外れるかとも思いましたが、この問題でも人々の不安の根源は仏教とは切っても切り離せない病や死にまつわるものだと思い筆をとりました。皆様方の不安の解消にいくらかでもお役に立てればと思います。
これを書いている令和二年三月八日の時点で、日本国内の感染者数はまだ増加し続けています(下図は厚労省発表のデータをYahoo Japanがグラフ化したものです)。休校やイベントの中止など社会全体にも緊張や不安が漂っています。自分や家族や友人が新型肺炎で命を落とすような事がないか心配されている人も多いことでしょう。
方々で言われ尽くしている事ですが、まずはウイルスによる感染症に対する通常の対策を徹底する事が重要です。誰でも出来る手洗いが基本です。咳が出る時はマスクや肘などを使い拡散しないようにしてください。汚染された部分はなるべく触らないようにして着替え着替えた後も手を洗いましょう。あとは無理をせずしっかり休んで食べて体調管理に気を使ってください。また、家族や同居者に風邪などの症状がある場合は可能な範囲で接触を減らしタオルや食器なども別の物を使いましょう。
みんなが感染を防ぐ様に努力すれば、感染が広がる速度も緩みだんだん日本国内のウイルスの量も減ることが期待できます。自分の身をまもるこれらの行為は周囲の人達のためでもあるとの認識を持って行えば立派な菩薩行(慈悲を重んじる仏道修行)です。
さて、そうは言ってもどんな努力しても感染する時はしますし、それで死ぬ確率も決してゼロにはなりません。ほとんどの人がこの状況に対して大なり小なり不安をいだいていることと思います。私も自分が死んだらか家族がどうなるかと思うと心配です。しかし、こう思う時に自分のこころを見つめてみると分かることもあります。つまり、こういう不安がわきおこるのは、日頃から自分の死についてよく考えて来なかった証拠なのです。急に死の事を考えるから心配も強くなるのです。とは言え、私も仕事がら自分の死について全く考えこなかった訳ではありません。どちらかと言うと実感がなかったのです。長い人生で数度は死にかかったこともありましたが、思い返せばその時のような切迫感は日頃はありませんでした。まだまだ修行が足りませんね。
死は大体の場合において理不尽で突然です。準備万端で死ねる人など実のところ極めて少ない。皆さん準備は万端でしょうか?私は遺憾ながら全く準備不足です。ですが逆に今日が人生最後の日だと思ってみると、自分にも他人にも優しくなれますし、無駄を省いて時間を大切に使えるようにもなります。だから、感謝を伝えておきたい人には毎日でも感謝を伝えましょう。謝っておきたい人が生きていれば伝えましょう。悪い習慣を断つのも今からしないと先に死んでしまうかも知れません。今すぐに死ななくても人生は十分に短いのです。一日一日悔いの残らぬ様に生きましょう。
それではまた、合掌。
これを書いている令和二年三月八日の時点で、日本国内の感染者数はまだ増加し続けています(下図は厚労省発表のデータをYahoo Japanがグラフ化したものです)。休校やイベントの中止など社会全体にも緊張や不安が漂っています。自分や家族や友人が新型肺炎で命を落とすような事がないか心配されている人も多いことでしょう。
方々で言われ尽くしている事ですが、まずはウイルスによる感染症に対する通常の対策を徹底する事が重要です。誰でも出来る手洗いが基本です。咳が出る時はマスクや肘などを使い拡散しないようにしてください。汚染された部分はなるべく触らないようにして着替え着替えた後も手を洗いましょう。あとは無理をせずしっかり休んで食べて体調管理に気を使ってください。また、家族や同居者に風邪などの症状がある場合は可能な範囲で接触を減らしタオルや食器なども別の物を使いましょう。
みんなが感染を防ぐ様に努力すれば、感染が広がる速度も緩みだんだん日本国内のウイルスの量も減ることが期待できます。自分の身をまもるこれらの行為は周囲の人達のためでもあるとの認識を持って行えば立派な菩薩行(慈悲を重んじる仏道修行)です。
さて、そうは言ってもどんな努力しても感染する時はしますし、それで死ぬ確率も決してゼロにはなりません。ほとんどの人がこの状況に対して大なり小なり不安をいだいていることと思います。私も自分が死んだらか家族がどうなるかと思うと心配です。しかし、こう思う時に自分のこころを見つめてみると分かることもあります。つまり、こういう不安がわきおこるのは、日頃から自分の死についてよく考えて来なかった証拠なのです。急に死の事を考えるから心配も強くなるのです。とは言え、私も仕事がら自分の死について全く考えこなかった訳ではありません。どちらかと言うと実感がなかったのです。長い人生で数度は死にかかったこともありましたが、思い返せばその時のような切迫感は日頃はありませんでした。まだまだ修行が足りませんね。
死は大体の場合において理不尽で突然です。準備万端で死ねる人など実のところ極めて少ない。皆さん準備は万端でしょうか?私は遺憾ながら全く準備不足です。ですが逆に今日が人生最後の日だと思ってみると、自分にも他人にも優しくなれますし、無駄を省いて時間を大切に使えるようにもなります。だから、感謝を伝えておきたい人には毎日でも感謝を伝えましょう。謝っておきたい人が生きていれば伝えましょう。悪い習慣を断つのも今からしないと先に死んでしまうかも知れません。今すぐに死ななくても人生は十分に短いのです。一日一日悔いの残らぬ様に生きましょう。
それではまた、合掌。
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